それで今日、わたしは例の本棚の前に立っている。歴史だ。星が生まれる話。
間違いなくそれはわたしの一番興味のある本だったが、長い間ここへ来ることがなかった。
いくつかの理由を並べることも出来るが、どれもたいしたものではない。要は時期ではなかったのだ。
わたしはある執筆に関わっている。
それは個人ですすめるものではなく、データを集め、幾人かで記していくとゆうもの。
記録者にはそれぞれ役割がある。
集めたデータを象形化したものを石に彫り写す者、
内容にふさわしい水(川や湖、温泉など)にさらして特別な紙を生成する者、
炎に溶かされた金をインクに配合する者、
そして最後に書物は風の息吹により生まれる。
わたしは金の配合者だ。
秘儀のようなこの過程により、わたしたちの執筆は完成する。
しかしこれらは隠されることなく開かれたものである。
ある種の書物にはこのように専門の手法が用いられ、
それにより、書物は書物となりうる。
わたしたちはある種族の電気の発明について記していたが、農業や建築など、
―そうだなそれはやはり主に専門分野の書物に多い手法だったが―
を記すグループにはまた別のやり方があった。
これにより特別な作用を、求める者に与えることができるのだ。
詳しく書くと長くなるうえ、かなり抽象的になるので、それはまた別の機会に。

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